2015年の2月に、注文住宅の契約を交しまして昨年のゴールデンウイーク明けからその新居に住み始めた者です。
それまで賃貸マンションに住んでいましたが、子供ができて荷物が増え手狭になってきたことから、一軒家へ住むことを考え始めました。
「せっかく一軒家に住むなら注文住宅でいろいろリクエストして、自分たちの納得いく家に住みたいよね」ということで建売は考えず、注文住宅のハウスメーカー巡りをスタートしました。
建てる予定の土地が区画整理による換地で準備に時間がかかるのと、準防火地域だったために、玄関ドアや雨戸シャッター、窓枠などが防火対策仕様のものでないとダメということで、建てる前からもう予算アップが発覚しました。
出鼻をくじかれたわけではありませんが、素直に「ああ、そうなんですね、わかりました」と受け入れたと言えばそれは嘘になります。
私達家族が選んだハウスメーカーは木造建築の会社だったのですが、材料にかなりこだわりを持っていて、柱には高級檜財を使用。
耐久、耐震性に優れているそうで、実際住み始めてみると震度2くらいの地震なら気づかないくらいです。
耐震性に関して言えば、土地の地盤調査をしたら「5メートルくらい下に水が流れてます」という報告。
当初考えていなかった「杭」を打つことになりました。
そうしないと強い地震の際に家が傾いてしまう危険性があるため、これでまた予算がかさむ事になり、建築開始前からカミさんと「これ以上金額上がらないよな?」と不安になったものです。
我々のコンセプトが「丈夫で長持ち、メンテナンスいらず」だったので、丈夫という部分ではもう100点の出来だと思います。
ただ、ところどころで予算をケチったせいで、ベランダが狭くて使い勝手がかなり悪く、今では洗濯物や布団は庭の物干しに干しています。
マンションのベランダが広くて使い勝手が良過ぎた反動とでも言いましょうか、よほどの事がないとベランダを使わなくなりました。もったいないなぁと思いつつも、幅が狭くて歩きづらいので、物干し竿が2本、寂しそうにぶら下がっています。
それと、防火仕様の玄関ドアがすぐに不具合を起こすようになり、住み始めて半年でまず修理。
それでもまたダメになったのですぐ部品交換。
これで大丈夫になった・・・と思った現在、また不具合が生じています。
これは想定外でしたが、業者曰く「防火仕様のドアは部品が特殊で、調節に時間がかかる割にはすぐこういう風な不具合が出やすいんです」とのこと。
まぁ、完全にドアが閉まらないわけではないので、これは妥協していますが。
家を建てる前は色んな想像をして楽しみが増えていくことと思います。住んでから初めて分かることもたくさんありますので、建築担当の人とよく打ち合わせをしましょう。