家の購入は人生で一番大きな買い物だと言われています。
使い勝手は実際に住んでみないとわからない部分もあり、満足のいく家を建てられるのは3軒目からだとも言われていますが、現実では1軒以上たてることはまずありません。
その大事な1軒の満足度をいかに上げていくかが大事となってきます。
ここで気をつけたいのが予算の割り振りです。
家を建てる上で、こだわりは人それぞれでしょう。
どこにお金を多く割くかは、建てる人によって異なりますが、念頭において欲しいのが維持費です。
家は一度買えばお終いというわけではありません。
経年劣化はどの家にもあります。
10年、20年先を見据えて設計していく必要があります。
オシャレさを追求して、利便性を捨てるケースもあるかもしれませんが、マイホームとは人生の半分以上の時間を過ごす場所です。
快適で安らげる空間を作ることが、心のゆとりにも繋がるのです。
維持費として、見落としがちなのが暖房効率、メンテナンス性です。
住む地域にもよりますが、暖房冷房をまったく使わないという人はまずいないでしょう。
これらの器具を使った時に効率を上がる家づくりをしていれば、より快適に過ごすことができます。
冷暖房はその場限りの効果しかない出費です。
後には何も残りません。
冷暖房での費用を抑えるように心がけて、他のメンテナンスにお金を使うことができるようにしましょう。
次にメンテナンス性ですが、これは修繕や手入れがしやすいかということです。
いかにパワーのある換気扇など設備が整っていても、手入れ掃除をしなければ意味がありません。
家の設備は消耗品なのです。
その消耗をいかに抑えるかは、日頃の手入れにかかっています。
綺麗な家を建てても掃除をしなければ、みすぼらしくなります。
家を建てる時は器具や設備が手入れしやすいものか、手入れしやすい位置に去ってされているかを意識しましょう。
例えば、ウッドを使ったデザインはお洒落ですが、年一回以上の手入れが必要だということを覚えておいてください。
木は雨風で劣化しやすく、白蟻の巣にもなります。
防腐剤や防虫剤の塗り直しが必要なアイテムなのです。
こまめに自分が手入れをできるかを意識して、設計するようにしましょう。
無理のない出費で、手入れの手間がかかりすぎない工夫をすることは、自分の時間作りやゆとりに繋がります。大事な家と長く付き合うことを意識しましょう。