わが家が建売住宅を選択したのは、土地を購入して自分で注文住宅を建てるよりも時間もお金も節約することが可能だったからです。
実際近隣の注文住宅よりも数百万安く物件を購入することができましたし、間取りや外観も全てプロが考えてくれたものなので色々なことを悩む必要がなかったのはよかったです。
しかもわが家はすでに建築済みの物件を購入したため、窓からの景色や実際その家に住んだ時のイメージなどがリアルに想像できたので購入を決断する際に不安が少なかったと思います。
ただやはり自分達が選定に関わったわけではないので、ここはもっとこんな色が良かったとか、ここの窓はもう少し大きい方がいいな等の細かい不満はありますし、家自体への愛着も注文住宅と比べると薄いのではないかと思います。
買ってしまった後だから思うのかもしれませんが、色々な部分に自分たちでこだわって建てた家も良かったかもと心が揺れる瞬間もあります。
ただ良い点もあり、家の間取りなどで自分は気に入っていない部分があったのですが、使ってみると結構使いやすくてだんだん好きになったりするので、他人に決めてもらった間取りというのも意外といいものだと思います。
また建築途中を見ることができなかったため壁の内部の断熱材の施工状況や柱の状態、筋交いが入っているかなどは確かめようがないので、施工会社を信じるしかないのが現状です。実際今の家に住み始めて2年目くらいから、壁紙の継ぎ目が目立ってきて、接着剤のようなものがしみだしてきました。
こういった状態は建売住宅だから手抜きされていてこうなっているのではないかと少し疑心暗鬼にもなってしまいます。
あとこれは私が世間知らずだったのかもしれませんが購入した物件にはカーテンレールがついておらず、気づいたときには愕然としました。
カーテンレールをつけるのにも結構お金がかかりましたし、住んでみてから少し直したいところ、追加で工事が必要な部分もでてきます。
なので、建売住宅と言えど決して完全な家とは限らないので十分に予算に余裕をもって購入しなければいけないと思います。